将棋「王位戦」静岡 牧之原での対局 会場を東京に変更

将棋

9月9日から静岡県牧之原市で行われる予定だった将棋の八大タイトルの1つ「王位戦」の対局について、5日に市内で突風による被害が発生したことを受け、対局会場を東京に変更して行われることになりました。

静岡県牧之原市では、台風15号が接近した影響で突風が発生し、5日夜の時点のまとめでは、3人が重傷となったほか、住宅の被害も相次いで確認されています。

このため、牧之原市の杉本基久雄市長は、9月9日から牧之原市の「平田寺」で行われる予定だった将棋の八大タイトルの1つ、「王位戦」の第6局について「災害対応が最優先事項である中、やむを得ず辞退させていただく決断をいたしました」と発表しました。

これを受けて、日本将棋連盟などで作る「王位戦」の実行委員会は、会場を東京 渋谷区の「将棋会館」に変更して、対局を行うことを決めました。

今回の「王位戦」七番勝負は、ここまで、タイトルホルダーの藤井聡太七冠が3勝、挑戦者の永瀬拓矢九段が2勝しています。

第6局は9月9日に始まり、10日の午後に決着する見通しです。