5日、台風の影響で線状降水帯が発生した神奈川県では、横須賀市の高校のグラウンドの脇にある擁壁が、少なくとも30メートル以上にわたって崩れ落ち、周辺の道路に土砂が流出する被害が出ました。けが人はいないということで、現場では復旧作業が進められています。

5日午後4時15分ごろ、横須賀市佐島の丘にある三浦学苑高校のグラウンドの脇で、「崖崩れが起き道路をふさいでいる」と近所の人から消防に通報がありました。

警察や消防によりますと、高さ10メートル余りの斜面の擁壁が、少なくとも30メートル以上にわたって崩れ落ち、周辺の道路に土砂が流出しました。

台風による大雨の影響で崩落が起きたとみられ、けが人はいないということです。

現場では、道路を封鎖して復旧作業が進められています。警察は、復旧作業が終了するまで、現場付近には近づかないよう呼びかけています。

近くに住む30代の男性は「家の近くでこんなことが起きてびっくりだし、こわいです。学校の生徒たちにけががなくてよかったです」と話していました。