| NHK

|-nhk

ストーカー殺人事件の検証結果受け 神奈川県警が臨時署長会議

神奈川県

ストーカー被害を警察に相談していた川崎市の女性が殺害された事件を受けて、再発防止が求められている神奈川県警で6日、警察署長を集めた臨時の会議が開かれ、ストーカー事案などでは被害者の安全確保を最優先とする基本的な対応の徹底などが改めて指示されました。

ストーカー被害を警察に相談していた川崎市の20歳の女性が殺害された事件を受けて神奈川県警察本部は検証を進め、4日、組織としての対応にミスがあったと認める検証結果を公表しました。

神奈川県警では6日、臨時の会議が開かれ県内すべての警察署長や県警本部の幹部らおよそ140人が出席しました。

この中で和田薫本部長は「検証で示された問題点を、一人ひとりが深く胸に刻み、被害者などの安全確保を最優先とした迅速かつ的確な対処を徹底することが不可欠だ」などと述べ、ストーカー事案などでの警察の基本的な対応の徹底を改めて指示しました。

公表された検証結果では「ストーカー事件などに対処する体制が形骸化し、機能しなかった」と結論づけていて、神奈川県警はあわせて40人を処分しています。

会議では県の公安委員会の笹野章央委員長も出席し「警察官個々の問題とともに、警察の組織的な問題が複合的に関わっているものと認識している。感度をあげて業務を遂行してほしい」と述べて、再発防止を求めていました。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *