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サンマ “予想以上の水揚げ” 受け入れ追いつかず漁獲量を調整

水産業

サンマの漁業者でつくる団体は、水揚げがまとまり、受け入れが追いつかない港があるとして、漁獲量を調整する措置を、4日から一斉に行っています。

「全さんま」=全国さんま棒受網漁業協同組合によりますと、先月、全国で水揚げされたサンマの量は4987トンで、去年の同じ時期を2000トン以上、上回りました。

さらに、今月に入り、4日までの4日間の水揚げ量は、速報値でおよそ4980トンと、すでに8月の水揚げに相当する量になっています。

まとまった漁獲があったことで、根室市の花咲港ではサンマを運ぶトラックが不足するなど、受け入れ態勢が追いついていない港が、北海道や東北などで相次いでいるということです。

こうした状況を受け「全さんま」は漁獲量を調整するため、水揚げを行った漁船が再度出港するまで時間をあける措置を、4日から全国一斉に行っています。

具体的には、月曜から木曜に水揚げした船は翌日の午前6時まで、金曜と土曜に水揚げした船は2日後の午前6時まで出港を見合わせるということです。

「全さんま」によりますと、漁獲量の調整措置は2012年以来で、今月末を目安に続ける予定だということです。

「全さんま」の担当者は「予想以上の水揚げに驚いている。今後の水揚げの推移を注意深く見ながら対応していきたい」と話しています。

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