南西地域の防衛体制強化 施設の整備に向けた調査へ 防衛省

防衛省

南西地域の防衛体制を強化するため、防衛省が鹿児島県と沖縄県の4つの島を対象に新たな施設の整備に向けた調査を行うことがわかりました。関係者によりますと訓練場のほかヘリコプターの離着陸場や弾薬庫などの整備が検討されているということです。

防衛省は鹿児島県から沖縄県にかけての南西地域の島しょ部で、新たに土地を取得して自衛隊の訓練や物資の補給に関連する施設を整備する計画で、候補地の選定に向けた調査費を今年度の予算に計上しています。

この調査を鹿児島県の
▽奄美大島と
沖縄県の
▽宮古島
▽石垣島
▽与那国島を対象に行うことがわかりました。

防衛省は4つの島を中心に調査を行い、場合によっては別の地域も調査対象とする可能性があるとしています。

調査では対象となる土地の地形や利用計画、法規制などについての関連資料を集め、施設を整備する場所を検討するとしています。

関係者によりますと、訓練場のほかヘリコプターの離着陸場や弾薬庫、補給倉庫の整備が検討されているということです。

今回、調査が行われる4島では2016年からおととしにかけて、陸上自衛隊の駐屯地が相次いで新設され、その後、部隊の追加配備も行われていて、今回の計画に伴って防衛関連施設の拡張がさらに進む見込みです。