
右肩の痛みでけが人リストに入っている大リーグ、ドジャースの佐々木朗希投手がマイナーリーグの試合で4回目の調整登板を行い、立ち上がりに2本のホームランを打たれ5回4失点と結果を残せませんでした。
23歳の佐々木投手は大リーグ1年目のことし5月に肩の骨や筋肉などがこすれることで痛みや炎症を引き起こす「インピンジメント症候群」と診断されて、けが人リストに入りました。
先月からはドジャース傘下の3Aの試合で調整を始め、2日はテキサス州で4回目となる先発登板に臨みました。
佐々木投手は1回、2アウトからデッドボールでランナーを出すと、続くバッターに初球のストレートを捉えられてツーランホームランを打たれました。
さらに、直後のバッターにフォアボールを与えると、次のバッターに再びストレートをスタンドに運ばれ、この回2本のツーランホームランで4点を失いました。
2回以降は相手打線をヒット1本に抑えて追加点を与えず、佐々木投手は調整登板で初めて5回を投げ、ホームラン2本を含む3安打で4失点、奪った三振は2つでした。
ストレートの最速は155.9キロでした。

佐々木投手は登板後、「5回を投げ切れたことだけはよかったが、ピッチングの内容や投げているボールはよくなかった」と肩を落としました。
ロバーツ監督は佐々木投手の復帰に向けて「マイナーで圧倒的なピッチングを見せてほしい」と話していて、佐々木投手は次回もマイナーでの登板となる見通しです。
佐々木投手は「昇格するためにはチームに貢献できるようにならないといけないが、今のままだとそういうイメージはわかない。しっかり修正したい」と話していました。