静岡 伊東市長 学歴詐称の疑いで百条委員会 市の課長が証言 | NHK

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静岡 伊東市長 学歴詐称の疑いで百条委員会 市の課長が証言

静岡県

静岡県伊東市の田久保真紀 市長の学歴詐称の疑いについて経緯などを調べる「百条委員会」の初会合が、11日に開かれ、市長から大学の「卒業証書」とされる書類を見せられたと市の課長が証言しました。委員会のあと「卒業証書」などの提出を求められた市長は、「しっかり受け止めて検討したい」と述べました。

伊東市の田久保市長は学歴詐称の疑いが指摘され、今月7日の会見で「大学は卒業しておらず、除籍になっていた。卒業したと思っていた」などと述べたうえで、市長を辞職し、市長選挙に改めて立候補する考えを示しています。

【詳しくはこちら】田久保市長 7日の記者会見

これについて経緯などを調べる市議会の「百条委員会」の初会合が開かれ、先月発行された市の広報誌に「東洋大学法学部卒業」と記載された経緯などについて、市の職員への証人尋問が行われました。

このうち、市の秘書広報課長はことし5月に田久保市長が初当選したあと、学歴について確認した際、まず「卒業アルバム」だとするものを見せられ、「これが私です」と集合写真を指さされたものの、本人かどうか判別がつかなかったと述べました。

このため、市長に「卒業を証明するものを見せてほしい」と依頼したところ、机の上に卒業証書とされる書類を出されたため、卒業していると理解したと証言しました。

しかし、市長に卒業証書をコピーさせてほしいと依頼したところ「そこまで必要ないのではないか」と言われ、断られたと説明しました。

百条委員会は「卒業証書」とされる書類などの提出を市長に求めることを決め、初会合のあと、市議会の中島弘道議長らが市長に書面を手渡し、今月18日の午後4時までに提出するよう求めました。

田久保市長は「百条委員会でのことはできるだけ、しっかりと受け止めて検討していきたいと思います」と述べました。

委員長「書類 提出されない場合 大学 警察 検察にも要望」

百条委員会の初会合のあと、井戸清司委員長は「市役所の職員も疲弊しているし、市政も混乱している。百条委員会で先手を打ったが、卒業証書だとする書類が提出されない場合は、大学や警察、検察にも要望しなければならない」と述べました。

市議会議長「卒業証書だとするもの 速やかに提出を」

伊東市議会の中島弘道議長は報道各社の取材に応じ、田久保市長が「卒業証書」だとする書類などを検察に提出すると説明していることについて「検察より先に百条委員会に開示すべきだと市議全員が同じ気持ちになり、委員会の設置が決まってから、わずか4日で初会合を開くことができた。百条委員会の決定を尊重してもらい卒業証書だとするものを速やかに提出してもらいたい」と話しました。

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