
自民 両院議員総会開催へ 臨時総裁選の是非問う手続きに
自民党は午後「両院議員総会」を開き、参議院選挙の総括が正式にまとまれば臨時の総裁選挙の是非を問う手続きに入ります。森山幹事長は総括がまとまった段階でみずからの責任を明らかにする考えを示していて、森山氏を含む党執行部の進退も焦点となります。

参議院選挙の敗北を受けて自民党は2日午前「総括委員会」の会合を開き、敗因などを盛り込んだ総括の素案を協議し内容を了承しました。
この中では有権者の自民党離れを招いた要因として、物価高対策が国民に刺さらず政治とカネの問題で信頼を喪失したことなど9つをあげて「解党的出直しに取り組む」などと明記しています。
午後1時半からは「両院議員総会」を開催し、木原選挙対策委員長が総括の内容を報告し意見が交わされる見通しです。そして総会で総括が正式にまとまれば、臨時の総裁選挙の是非を問う手続きに入ります。
臨時の総裁選挙の実施には国会議員295人と都道府県連の代表者47人の総数の過半数にあたる172人の賛成が必要となります。来週8日にも国会議員の書面の提出が行われ、その日のうちに都道府県連を含めた結果が公表される見通しです。
石破総理大臣は2日朝の役員会で「きょうの両院議員総会は虚心坦懐に受け止めていきたい」と述べました。
一方、森山幹事長は総括がまとまった段階でみずからの責任を明らかにする考えを示していて森山氏を含む執行部の進退も焦点となります。