トカラ列島近海では活発な地震活動が続き、鹿児島県十島村では震度1以上の地震がこれまでに1800回を超えています。気象庁は、当面、最大震度6弱程度の地震に注意するよう呼びかけています。

鹿児島県のトカラ列島の悪石島や小宝島付近では、6月21日から地震活動が活発になり、これまでに悪石島で最大震度6弱の揺れを観測しています。

7月6日には悪石島で震度5強の揺れを観測する地震が2回、相次いで発生し、7日にはマグニチュード5.1の地震が起きて悪石島で震度5弱の揺れを観測しました。

震度1以上の揺れを観測した地震は、9日が49回、10日が22回と少なくなりましたが、11日は震度3の揺れを観測する地震も相次いでいて、午前11時までの時点で52回となっています。

6月21日以降では1827回に上り、活発な地震活動が続いています。

トカラ列島近海では、おととし2023年や2021年にも活発な地震活動がありましたが、今回の地震の回数は過去のケースを大きく上回っています。

気象庁は、震源が浅く、観測点に近いと震度が大きくなるとして、当面、最大震度6弱程度の地震に注意するよう呼びかけています。