沖縄県の尖閣諸島の沖合で日本の領海内を航行していた中国海警局の船2隻のうち1隻が11日午前1時すぎ、領海から出ました。
残りの1隻は領海内の航行を続けていて、海上保安本部が領海から直ちに出るよう警告と監視を続けています。

第11管区海上保安本部によりますと、9日午前4時前に中国海警局の船2隻が尖閣諸島の大正島の沖合の日本の領海に相次いで侵入し、付近で操業していた日本の漁船1隻に近づこうとしました。

2隻はいずれも砲を搭載していて、このうちの1隻が、11日午前1時15分ごろ、大正島の南側で領海から出たということです。

残りの1隻は、午前1時半の時点で日本の漁船に近づくように領海内の航行を続けていて、海上保安本部が領海から直ちに出るよう警告と監視を続けています。