
再生医療中の女性 容体急変し死亡 クリニックに緊急命令
今月、東京 中央区のクリニックで、自由診療の再生医療を受けていた女性の容体が急変し、その後、死亡したとして、厚生労働省はクリニックに対し、再生医療の提供などを一時停止させる緊急命令を出しました。再生医療を受けている最中に患者が死亡したケースで緊急命令が出るのは初めてで、厚生労働省は女性が死亡した原因などを調べることにしています。
緊急命令を受けたのは、東京 中央区の「ティーエスクリニック」と埼玉県坂戸市の「コージンバイオ株式会社埼玉細胞加工センター」です。
厚生労働省によりますと、今月20日、「ティーエスクリニック」で体の痛みをやわらげるため外国籍の50代の女性が再生医療を受けていたところ、容体が急変し、その後、搬送先の病院で死亡が確認されたということです。
この処置は患者から採取して培養した幹細胞を注射で体内に投与するもので、クリニックは末しょう神経などを修復し、体の痛みなどの症状を改善させる効果が期待されるとしていたということです。

厚生労働省は、処置の最中に女性の容体が急変したことから、死亡との関連が否定できないなどとして、同様の再生医療の提供などを一時的に停止させるとともに、細胞の加工を行っていた「埼玉細胞加工センター」についても製造を一時停止させました。
再生医療を受けている最中に患者が死亡したケースで緊急命令が出るのは初めてで、厚生労働省は女性が死亡した原因などを調べることにしています。