
大手生活用品メーカー、アイリスオーヤマのグループ会社が製造したパックごはんがふたのフィルムの貼り付けが不十分なため、ごはんが変色するケースが相次いだとして、会社では20万食余りを自主回収すると発表しました。

自主回収するのは、アイリスフーズが佐賀県の鳥栖工場で生産した「低温製法米のおいしいごはん※R 国産米100%180g」です。
会社によりますと、この商品は通販サイトやスーパーなどを通じて10食パックなどで販売していますが、ことし6月から今月にかけて購入した客から「変色がある」などと連絡が相次ぎました。
このため、商品を回収して調べたところ、一部の商品でふたのフィルムの貼り付けが不十分だった可能性があることがわかったということです。
これまでに健康被害は確認されていないということですが、会社では、同じ日に鳥栖工場で生産された20万1760食について自主回収するとしています。
対象となる商品の容器には2026年5月という賞味期限の表示とともに「BB+IO」という記号が記載されています。
会社は購入した客にこの商品を食べないよう呼びかけていて、回収後、返金などの対応をとるとしています。
問い合わせはフリーダイヤル0800-888-6060で午前9時から午後5時まで受け付けています。
アイリスフーズは、「お客様に多大なご迷惑とご心配をおかけし深くおわび申し上げます」としています。
※「R」は○の中に「R」