オンライン宿泊予約サイト「Agoda」をめぐり、予約したホテルの部屋が取れていないといった相談が相次いでいるとして、観光庁はサイトの運営会社の幹部らに直接、改善を求めました。会社は速やかに対策を取るとしていて、観光庁は、今後の状況を見たうえで、さらなる対応が必要か検討することにしています。

観光庁や業界団体によりますと、オンライン宿泊予約サイト「Agoda」の利用者から予約したホテルの部屋が取れていないとか、予約内容と用意された部屋が異なるといった相談が去年夏以降、相次いでいるということです。

観光庁は、サイトの運営会社に対し、早期の対応を求めてきましたが、相談が続いていることから、10日、面会に訪れた運営会社の幹部らに直接、改善を求めました。

会社によりますと、原因は把握していて速やかに対策を取るという考えを伝えたということで、観光庁は、今後の状況を見たうえで、さらなる対応が必要か検討することにしています。

運営会社は、NHKの取材に対して「今後数か月にわたりさらなる対応を順次、実施していく。問題の発生を可能なかぎり最小限に抑えることに全力で取り組む」としています。

ホームページによりますと、「Agoda」はホテルや航空券、それにツアーの予約ができるオンラインサイトで、ウェブサイトやアプリは39か国語で利用できるということです。