大阪府警察本部の50代の警視が、SNSで知り合った少女にわいせつな行為をしたとして逮捕されました。警察は、SNSを通じたいわゆる「パパ活」で知り合ったとみて調べています。
逮捕されたのは、大阪府警察本部生活安全特別捜査隊の警視、辻本浩嗣容疑者(53)です。
警察によりますと、ことし6月下旬、大阪府内のカラオケ店の個室で10代の少女に体を触るなどのわいせつな行為をしたとして、不同意わいせつの疑いが持たれています。
警察は先月に少女の家族から行方不明の届け出を受け、少女を見つけて事情を聴いたところ「SNSで知り合った男性から現金を受け取る見返りにわいせつな被害を受けた」と説明したということです。
このため、防犯カメラの捜査などを進めた結果、27日、警視を逮捕しました。
調べに対し、容疑を認めているということです。
生活安全部は少年事件や児童買春などの捜査を担当する部署ですが、これまでに業務との関連は確認されていないということです。
警察は、金銭をやりとりしてデートなどをするいわゆる「パパ活」で知り合ったとみて、詳しいいきさつを調べています。
大阪府警察本部の國井栄次監察室長は「警察官としてあるまじき行為であり、今後の捜査結果を踏まえて厳正に対処します」とコメントしています。