
ことしのお盆休みの期間中、成田空港の国際線を利用した人は99万人余りと、コロナ禍前の9割余りにまで回復したことが分かりました。
東京出入国在留管理局成田空港支局によりますと、8月8日から17日までの10日間に成田空港の国際線を利用した人は99万1430人で、去年の同じ時期(88万4060人)に比べて12%増加しました。
また、過去最高だったコロナ禍前の2019年(105万6680人)と比べると、94%まで回復しました。
このうち日本人の利用者は40万9500人でコロナ禍前の7割程度にとどまる一方、外国人の利用者は58万1930人と過去最多となりました。
行き先では、韓国が17%と最も多く、次いで中国が16%、アメリカと台湾が11%となっています。
成田空港では、海外からの入国手続きをスムーズにしようと、ことし4月から入管と税関の手続きを一括で行えるシステムを一部のターミナルで導入しています。
東京出入国在留管理局成田空港支局は「海外からの利用者が増えているので、出入国に関する業務を円滑に行って需要に対応していきたい」としています。