先の参議院選挙の敗北を受けた総括について自民党の森山幹事長は、今週29日に「総括委員会」で議論したうえで、来月2日にも「両院議員総会」を開催して報告し、正式に取りまとめを目指す考えを明らかにしました。

先月の参議院選挙の敗北を受けて、自民党は森山幹事長をトップとする「総括委員会」で落選した候補者や有識者への聴き取りなどを進めてきました。
これについて、森山氏は26日の役員会で、結果分析と課題の洗い出しが進んできたとして、今週29日に総括委員会を開催し、素案を示して議論したうえで、来月2日にも「両院議員総会」を開いて報告し、正式に取りまとめを目指す考えを明らかにしました。
総括では、選挙で打ち出した公約やSNSの活用を含む広報のあり方を検証するとともに、政治とカネの問題が与えた影響なども盛り込まれる見通しです。
森山氏は、総括がまとまった段階で幹事長としての責任を明らかにする考えを示しています。
役員会のあとの記者会見で改めて自身の対応や石破総理大臣の責任を問われたのに対し「私の考え方は先日申し上げたとおりだ。石破総理大臣の進退については私が何か申し上げることは適切ではなく、コメントは差し控える」と述べました。