先の参議院選挙の敗北を受けた総括について、自民党執行部は8月29日に「総括委員会」で議論した上で、9月2日にも「両院議員総会」を開催して、正式にとりまとめを目指す方向で調整に入りました。
7月の参議院選挙の敗北を受けて、自民党は森山幹事長をトップとする「総括委員会」で、落選した候補者や有識者への聴き取りなどを行っています。
そして党執行部は、敗因の分析などを盛り込んだ総括について、8月29日に「総括委員会」で素案を議論し、必要に応じ再度、委員会を開いた上で、9月2日にも「両院議員総会」を開催し、党所属の国会議員に報告して正式にとりまとめを目指す方向で調整に入りました。
党執行部は当初、8月末をめどに総括をとりまとめるとしていましたが、関係者への聴き取りなどに時間を要したことなどから、9月はじめに時期がずれ込むことになりました。
総括では、選挙で打ち出した公約やSNSの活用を含む広報のあり方を検証するとともに、政治とカネの問題が与えた影響なども盛り込まれる見通しです。
一方、森山氏は、総括がまとまった段階で幹事長としての責任を明らかにする考えを示していて、森山氏の去就が焦点となります。