大相撲秋場所は9日目。
横綱 豊昇龍は先場所優勝した平幕の琴勝峰に勝ってただ1人初日から9連勝とし、横綱 大の里は、平幕の若元春に勝って1敗を守りました。
横綱 豊昇龍が1人全勝を守り1敗で横綱 大の里と平幕で大関経験者の正代が続いています。
【NHKプラスで配信】ニュース7 スポーツコーナー
横綱 豊昇龍と琴勝峰、横綱 大の里と若元春の取組など
配信期限:9/29 (月) 午後7:30 まで
↓↓こちらで見られます↓↓
ニュース７ スポーツコーナー
＜きょうの一番＞横綱 大の里 星の差1つで豊昇龍を追いかける
横綱に昇進して初めての優勝を目指す大の里。
9日目の22日は、ひやりとする場面があったもののその後は馬力を生かした力強い相撲で勝ち越しを決め、全勝の横綱 豊昇龍を星の差1つで追いかけます。
大の里は新横綱だった先場所、11勝にとどまり優勝を逃して「先場所はあまりよくなかった。同じ失敗をしないように、横綱としてやるべきことをやってまた先頭に立てるように頑張りたい」と強い気持ちで秋場所に臨んでいます。
その秋場所では4日目に平幕の伯桜鵬との一番で土俵際まで追い込みながら「突き落とし」で逆転され、金星を許しました。
それでもその後は7日目に豪ノ山を一気に土俵外にはじき飛ばすなど馬力を生かした相撲が際立っています。
迎えた9日目、三役経験もある平幕の若元春との一番。
大の里は立ち合いからもろ手で突き放しにいきましたが、体勢が崩れて一瞬、相手に背後を取られます。
しかし、すぐに反転したあとは持ち味の馬力で一気に土俵際まで押し込み、相手に体重を預けて「寄り倒し」で制しました。
勝ち越しを決めたこの一番について「背を向けた瞬間は危ないと思ったが、どっしり構えていた。前半戦で負けてからうまく立て直してやってきている」と振り返りました。
もう1人の横綱 豊昇龍はこの日も勝って9連勝としました。
「追う展開なので考えすぎず、チャンスは転がってくるものなので。あすから一番一番集中してやっていく」と大の里。
千秋楽、横綱どうしの優勝を懸けた一番への期待が日に日に高まります。
力士の談話
横綱 豊昇龍は、同学年で先場所優勝した平幕の琴勝峰に勝って初日から9連勝とし、「相手は気にしていない。自分の相撲だけを取ろうと思ってやった。土俵際もしっかり落ち着いていたのでよかった」と話していました。
大関経験者の正代は、翔猿に勝って1敗を守り、令和2年の名古屋場所以来となる9日目での勝ち越しを決め、「早く勝ち越したかったので体が硬くなった。ばたついたが右がのぞいてからしっかり寄せられたことはよかったと思う。優勝はもうちょっと星が伸びたら意識したい」と話していました。
三役経験者の隆の勝は、翠富士に敗れて2敗に後退し、「相手が立ち合い変化してくると警戒してしまい、右ののど輪が思い切りいけなかったので上体を起こしきれなかった。その後すぐ呼び込んでしまったことも問題だった」と話していました。
大関昇進を目指す関脇 若隆景は、4敗目を喫し「詰めが甘かった。切り替えてまたあしたから相撲を取っていく」とことば少なでした。
中入り後の勝敗
▽獅司に朝紅龍は朝紅龍が「下手投げ」で勝ちました。
▽佐田の海に十両の藤青雲は藤青雲が「寄り切り」。
▽竜電に時疾風は竜電が「寄り切り」。
▽明生に錦木は明生が「寄り切り」。
返り入幕の錦木は負け越しとなりました。
▽友風に御嶽海は友風が「押し出し」。
▽湘南乃海に狼雅は狼雅が「巻き落とし」。
▽正代に翔猿は正代が「押し出し」。
正代は1敗を守り先場所に続いての勝ち越しを決めました。
▽新入幕の日翔志に美ノ海は美ノ海が「押し出し」。
▽宇良に大栄翔は大栄翔が「突き出し」。
▽藤ノ川に欧勝馬は欧勝馬が「押し出し」。
▽隆の勝に翠富士は翠富士が「寄り切り」。
▽金峰山に草野は草野が「寄り切り」。
▽平戸海に阿武剋は平戸海が「押し出し」。
▽一山本に豪ノ山は一山本が「押し出し」。
▽玉鷲に王鵬は王鵬が「はたき込み」。
玉鷲は幕内出場が1431回と史上単独3位となった一番でしたが、白星で飾ることはできませんでした。
▽阿炎に安青錦は安青錦が「押し出し」。
▽高安に伯桜鵬は伯桜鵬が「寄り切り」。
▽若隆景に霧島は霧島が「すくい投げ」。
▽大関・琴櫻に熱海富士は琴櫻が「肩透かし」。
▽琴勝峰に横綱・豊昇龍は豊昇龍が「突き落とし」で勝ってただ1人初日から勝ちっぱなしです。
▽横綱・大の里に若元春は大の里が「寄り倒し」で勝って1敗を守り、勝ち越しました。
【NHKプラスで配信】大相撲秋場所9日目 幕内の取組
配信期限 :9/29 (月) 午後6:00 まで
↓↓↓こちらで見られます↓↓↓
大相撲秋場所 9日目
