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ヒグマによる食害が相次ぐ北海道江差町で23日朝、畑で栽培されていたスイカおよそ80個が食い荒らされているのを巡回中のハンターが見つけました。4日前にも隣接する畑で同様の被害があり、警察は現場の状況などからヒグマによる食害とみて警戒を強めています。

江差町では7月下旬以降、家庭菜園などの農作物が食い荒らされる被害が相次いで確認されていてヒグマによるとみられることから、道が「ヒグマ注意報」を出して住民に注意を呼びかけています。

警察によりますと、23日午前4時ごろ、江差町砂川で町の要請を受けて巡回していたハンターが畑で栽培されているスイカが食い荒らされているのを見つけました。

被害にあったスイカはおよそ80個で、周辺からクマの前足とみられる15センチほどの大きさの足跡が見つかったことなどから、警察はヒグマによる食害とみています。

この畑に隣接する同じ所有者の畑では8月19日にもスイカおよそ100個が食い荒らされる被害が確認されています。

警察はパトロールなどを強化して警戒するとともに、住民に対し早朝や夕暮れ、夜間の外出に十分注意するよう呼びかけています。

夜は住宅街でヒグマ目撃相次ぐ

23日夜にはヒグマが住宅街で相次いで目撃され、警察が住民に注意を呼びかけています。

警察によりますと、23日午後7時20分ごろ、江差町陣屋町にある桧山振興局付近で帰宅途中の人が体長1メートル50センチくらいのヒグマを目撃したと通報がありました。クマは何かを探すように周囲を見渡しながら、北東方向に歩いていったということです。

また、およそ30分後の午後7時55分ごろには1キロ余り南の江差町柏町にある柏森神社付近で車を運転していた人から、ヒグマが道路に飛び出してきたと通報がありました。ヒグマは車に驚いたような様子で北東方向に逃げていったということです。

江差町では住宅近くの畑のスイカなどが食い荒らされる被害がたびたび発生していて、今回、目撃された柏町の現場は23日朝にスイカが食い荒らされた畑からおよそ100メートルと近接しています。

出没しているのはいずれも住宅街のすぐ近くでもあるため、警察はパトカーで巡回しながら周辺の住民に注意を呼びかけています。

被害にあった農家「また来たか」

所有する畑で続けて被害にあっている江差町の農家 若山明廣さん(77)は「やっぱり『また来たか』と思った。収穫間近のスイカを選んで食べているようで町が電気柵をつけて対策をとるなどしても役に立たず、ここまで頭のいいクマは初めてだ。江差町ではけが人が出ていないのが救いだが、畑にはスイカが一部残っているので被害にあわないよう、きょうのうちにすべて回収することにしている」と話していました。

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