マクロ経済学などの分野の第一人者で、物価目標の導入を提唱して日銀の金融政策にも影響を与えたアメリカ・コロンビア大学の伊藤隆敏教授が亡くなりました。74歳でした。
伊藤氏は、一橋大学の教授やIMF=国際通貨基金の調査局上級審議役などを経て、1999年には旧大蔵省で日銀の黒田前総裁が財務官だった際に、副財務官を務めました。
また、2006年からは政府の経済財政諮問会議の民間議員も務めました。
経済学者として、デフレからの脱却に向けて、一定の物価上昇率を目指して日銀が強力な金融緩和を行う必要性を早くから提唱し、金融政策に影響を与えたことで知られています。
そして、アメリカのコロンビア大学の教授や、日本の政策研究大学院大学の名誉教授を務め、国際的に幅広い人脈を持っていました。
本人の研究室のホームページによりますと、伊藤氏はかねてより病気で療養していて、9月20日に亡くなったということです。
74歳でした。