
9月1日夜、岩手県宮古市の国道上で動かない状態になっていたクマを移動させようと近づいた70代の男性が突然、腕と足をかまれてけがをしました。クマはそのまま山に逃げ、警察と市が注意を呼びかけています。
警察によりますと1日夜7時半ごろ、岩手県宮古市茂市の国道340号線で成獣とみられるクマ1頭が路上で動かなくなっているのを通りかかった人が見つけ、警察に通報しました。
警察官や市の職員などが集まり、クマがすでに死んでいる可能性が高いと判断して移動させることになり、道路管理の業務などで野生動物への対応の経験があった70代の会社員の男性が近づいたところ、突然、動き出して男性の右腕と左足をかんだということです。
男性は病院に搬送されたときは意識があり、話ができる状態だったということです。
現場は宮古市中心部から内陸に13キロほど入った山あいの地域です。
クマは山に逃げたということで、警察と市が注意を呼びかけています。