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新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所について、東京電力は再稼働に向けた準備として7号機の原子炉に入れていた核燃料を取り出す方針を決めたことが関係者への取材でわかりました。

テロ対策施設をことし10月の期限までに完成できず、早期に再稼働できなくなるためで東京電力は当面6号機の再稼働を目指すことになります。

柏崎刈羽原発をめぐり、東京電力は原子力規制委員会の審査に合格した6号機と7号機のうち7号機を優先し、去年4月に原子炉に核燃料を入れ、再稼働に向けた準備を進めてきました。

ただ、7号機はことし10月までに設置が義務づけられているテロ対策施設が完成しておらず、この期限までに地元の同意を得るのが難しくなっています。

このため東京電力は、7号機は早期に再稼働できない見通しだとして、原子炉に入れていた872体の核燃料を早ければことし10月から取り出す方針を決めたことが関係者への取材でわかりました。

取り出した核燃料はより安全に管理するため、燃料プールに移して保管するということです。

7号機はテロ対策施設が完成するまで4年程度、運転できなくなる見込みです。

東京電力は当面、テロ対策施設の設置期限まで4年程度の余裕があり、ことし6月に原子炉に核燃料を入れた6号機の再稼働を目指すことにしています。

また、柏崎刈羽原発の再稼働をめぐっては地元の同意が焦点になっていて、新潟県の花角知事は県民の意見を把握する取り組みを行った上で、9月以降に再稼働の是非に関する判断を示すとしています。

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