中国では南部を中心に記録的な大雨となり洪水や浸水の被害も相次いで、広東省では7万5000人以上が避難する事態になっています。
中国南部の広東省では8月初めから各地で雨が降り続き、雨の量は多いところで700ミリを超えるなど記録的な大雨となっています。
各地で洪水や浸水の被害も相次いでいて、地元当局は6日午前までに7万5000人以上が避難したとしています。
国営の新華社通信によりますと、このうち広州では6日朝、土砂崩れが発生し住民14人が巻き込まれたということです。このうち7人は救助されましたが、残る7人の行方が分かっておらず警察や消防が救助活動を続けています。
現地からの映像では住宅の裏手にある斜面が大きく崩れ、建物が倒壊したり、大量の土砂が押し寄せたりしている様子が確認できます。
中国では7月、北京の郊外でも洪水や土砂崩れが発生し40人以上が死亡しています。