前線の影響で記録的な大雨となった九州では、土砂崩れに巻き込まれるなどして、これまでに6人が死亡し、2人が行方不明になっています。

前線の影響で、8月8日以降、鹿児島や福岡、熊本などで線状降水帯が相次いで発生し、九州の各地で記録的な大雨となって、被害が相次ぎました。

鹿児島県では8月8日、姶良市蒲生町で住宅に土砂が流れ込んで倒壊し、この家に住む30代の女性が死亡しました。

福岡県福津市では8月10日、70代の男女2人が川に流され、県は、13日から14日にかけて見つかった遺体が2人と確認されたと、15日、発表しました。

熊本県では8月11日、甲佐町で57歳の男性が自宅の裏山の土砂崩れに巻き込まれ、八代市でも70代の女性が用水路に沈んだ車の中から見つかり、それぞれその後、死亡が確認されました。
また、8月11日から安否がわからなくなっていた熊本市南区の74歳の男性が、13日、南区の川で遺体で見つかりました。

行方不明は2人で、熊本市北区で川に流された車に乗っていた60代の男性1人と、熊本県甲佐町から御船町方面へ出勤のため向かっていた女性1人の行方がわからなくなっています。