AI検索を手がけるアメリカの新興企業「パープレキシティ」は、グーグルに対してネット閲覧ソフト「クローム」の事業を日本円にして5兆円あまりで買収することを提案しました。
グーグルの検索事業の独占をめぐる裁判所の判断が注目される中、この買収提案が今後の業界再編につながるのか注目されます。

パープレキシティは12日、グーグルに対してネット閲覧ソフト、クロームの事業の買収を提案したと明らかにしました。

買収のために示した金額は345億ドル、日本円でおよそ5兆1000億円にのぼりますが、アメリカのメディアによりますと、グーグルは売却に応じる姿勢を見せていないということです。

グーグルの検索事業をめぐっては独占状態にあるとして司法省が是正を求めて首都ワシントンの連邦地方裁判所に訴えを起こし、裁判所は去年、日本の独占禁止法にあたる反トラスト法に違反しているという判断を示していました。

パープレキシティは今回の買収提案について「継続性や消費者の保護などを重視する独立した事業者のもとにクロームを置くことで、公共の利益を追求した反トラスト法に基づく措置を実現することを目的としている」とコメントしています。

また、8月にも裁判所がクロームの売却などの是正を命じるかどうかの判断を示すとみられていて、こうした動きが今後の業界再編につながるのか注目されます。