47 | NHK

47-|-nhk

市川修一さんと、増元るみ子さんが鹿児島県の海岸で北朝鮮に拉致されてから8月12日で47年になります。増元さんの弟の照明さんが東京で署名活動を行い、一刻も早い拉致被害者全員の帰国を訴えました。

市川修一さんと増元るみ子さんは、1978年8月12日、夕日を見に出かけた鹿児島県日置市の海岸から北朝鮮に拉致されました。

それから、8月12日で47年となり、東京の有楽町駅前では、増元さんの弟の照明さんが街頭に立ち、「日本政府はいま一度、『拉致事件は未解決で国家として全員奪還を目指すのだ』と覚悟を明らかにしてほしい。被害者や家族が高齢となる中、もはや一刻の猶予もありません」と訴えました。

そして、通りかかった人たちに、被害者全員の一日も早い救出を日本政府に求める署名への協力を呼びかけていました。

ことし2月には、拉致被害者の有本恵子さんの父、明弘さんが、娘との再会を果たせないまま96歳で亡くなり、政府が認定している安否が分かっていない被害者の親のうち、健在なのは、横田めぐみさんの母、早紀江さん(89)1人となっています。

照明さんは「政府には『何をのんびりしているんだ』という思いがずっとあります。北朝鮮のトップなどに面会し、『被害者を返せ』と直接、言ってもらいたい。私にとっては、かけがえのない姉です。増元るみ子という女性が、日本にいたということを多くの人に知ってほしいです」と話していました。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *