大阪 枚方市の田んぼで稲が刈り取られる被害が起きていたことがわかりました。なくなっていたコメはおよそ450キロ分にのぼり、警察はコメの価格高騰が続くなか収穫時期を迎えた新米を狙った窃盗事件として捜査しています。
9月17日、大阪・枚方市にある田んぼで、およそ3週間後に収穫を控えた稲が何者かに刈り取られているのが見つかりました。
捜査関係者によりますと、被害にあったのはブランド米のヒノヒカリで、およそ450キロのコメの収穫が見込まれていて、卸売価格で20万円あまりに相当するということです。
被害に遭った農家の70代の男性は、警察に対して今月10日に田んぼで作業をしたあと17日まで訪れていないと話していて、現場の状況などからその間に刈り取られたとみられるいうことです。
現場は住宅街のそばの周辺一帯に田んぼや畑が広がる地域で、警察は、コメの価格高騰が続くなか何者かが収穫時期を迎えた新米を狙ったとみて、周辺の防犯カメラの映像を分析するなどして捜査を進めています。