
前線の影響で記録的な大雨となった九州では、土砂崩れに巻き込まれるなどして、これまでに熊本県で3人、鹿児島県で1人が死亡しました。
前線の影響で、今月8日以降、鹿児島、福岡、熊本などで線状降水帯が相次いで発生し、九州では各地で記録的な大雨となって、被害が相次ぎました。
鹿児島県では、姶良市蒲生町で、住宅に土砂が流れ込んで倒壊し、11日、この家に住む30代の女性の死亡が確認されました。
熊本県では、甲佐町で自宅の裏山の土砂崩れに巻き込まれた57歳の男性と、八代市で用水路に沈んだ車の中から見つかった70代の女性について12日、死亡が確認されたほか、熊本市南区の浜戸川でも安否が分からなくなっていた74歳の男性が13日、遺体で見つかりました。
行方不明になっている人や安否が分からなくなっている人も相次いでいます。
福岡県では、福津市で60代とみられる男女2人が川に流されて行方が分からなくなっています。
熊本県では、熊本市北区で川に流された車に乗っていた男性1人と、甲佐町から御船町方面へ出勤のため向かっていた女性1人が安否不明になっています。