将棋の八大タイトルの1つ、「王位戦」の第4局が福岡県宗像市で始まりました。ここまで3連勝の藤井聡太七冠(23)が勝って6連覇を果たすか、挑戦者の永瀬拓矢九段(32)が1勝を返して望みをつなぐか、勝敗は20日午後に決まる見通しです。

第4局は福岡県宗像市の多目的施設「宗像ユリックス」に対局室が設けられました。

対局は午前9時に始まり、先手の藤井七冠がお茶をひとくち含んだあと、飛車先の歩を突くと、永瀬九段も同様に応じ、その後は大駒の角を交換して序盤の戦いが始まりました。

「王位戦」七番勝負はここまで藤井七冠が3連勝とタイトル防衛に王手をかけていて、今回、勝てばこのタイトル6連覇となります。

一方、あとがない永瀬九段は初めての「王位」獲得に望みをかけて1勝目を目指します。

第4局の勝敗は20日午後に決まる見通しです。