
5日の台風15号の影響で静岡県では突風が4つの市と町で発生し、県のまとめによりますと、牧之原市では24人が重軽傷を負ったほか住宅被害も370棟を超えました。7日も厳しい暑さが予想され、片付けなどの際にはこまめに休憩をとるなど熱中症対策を徹底してください。

5日、台風15号の接近に伴って静岡県には発達した雨雲がかかり、牧之原市と掛川市、焼津市、吉田町の4つの市と町で突風が発生しました。
各地で被害が相次ぎ、県の6日午後4時時点のまとめでは牧之原市の被害が特に大きく4人が重傷で、20人が軽いけがをしたということです。

住宅の被害も相次ぎ、牧之原市では全壊と半壊が合わせて56棟、一部損壊が316棟に上っています。
このほか静岡県では台風などの影響で停電も起きていて、7日午前4時時点で牧之原市でおよそ8390戸、吉田町でおよそ1740戸が停電しているということです。
気象台は「竜巻かどうかは結論づけることはできないが、被害分布によると突風が複数発生した可能性がある」として、被害の範囲や突風が発生した原因などを詳しく調べています。
また7日も厳しい暑さが予想されています。片付けなどの際にはこまめに休憩をとって水分を補給するなど、熱中症への対策を徹底してください。