参議院選挙の結果、自民・公明両党は衆参両院で少数与党となりましたが、石破総理大臣は国政に停滞を招いてはならないなどとして、続投の意向を表明しています。これについて野党側からも発言が相次いでいます。7月22日の野党各党の動きや反応をお伝えします。 【与党の動き 22日】石破首相続投の意向表明受け 立民 野田代表と国民 玉木代表 連合に参院選の結果を報告 参議院選挙を受けて、立憲民主党の野田代表と国民民主党の玉木代表は、連合の芳野会長とそれぞれ会談し、選挙結果を報告した上で、石破総理大臣が続投を表明したことも踏まえ、次の衆議院選挙に向けた準備を進めていく方針を確認しました。 このうち、改選議席と同じ22議席の獲得となった立憲民主党の野田代表は、22日午前9時ごろ連合本部を訪れて、芳野会長と会談しました。 この中で野田代表は、与党の過半数割れを実現したものの、党に対する無党派層の支持が広がらず、比例代表の得票が伸び悩んだことを伝え、こうした状況も踏まえて、次の衆議院選挙に向けた準備を進めていくことを確認しました。 野田氏は記者団に対し「石破政権が続投することになったので、次の戦いに備えて体制を構築していく。臨時国会までに野党の連携を深めていきたい」と述べました。 一方、改選議席の4議席から17議席に増やした国民民主党の玉木代表は午前9時半ごろ、芳野会長と会談しました。 この中では、衆議院選挙がいつ行われてもおかしくないという認識を共有した上で、連携して準備を加速させていく方針で一致しました。 玉木氏は記者団に対し「地域によっては、今回の選挙で連合や立憲民主党との連携がうまく機能したところもあるので、今後も続けていきたい」と述べました。 国民 玉木代表 “首相続投は民意を軽視している” 国民民主党の玉木代表は記者会見で「石破総理大臣が自然災害への対応もあるから総理大臣を続投すると言ったのには、聞いてたまげた。そんなことを言っていたら誰も辞められない。まるで今回の選挙結果がなかったかのような振る舞いに見え、選挙結果や民意を軽視しているとしか映らない。厳しく石破内閣には対じしていきたい」と述べました。