アメリカにある韓国企業の電池工場で日本人3人を含む475人が不法就労の疑いで拘束されたことを受け、韓国外務省の関係者は韓国人が帰国するためのチャーター機に日本人3人が搭乗する予定だと明らかにしました。
アメリカ南部ジョージア州に韓国企業が合弁で建設している電池工場では、およそ300人の韓国人を含む475人が正規の手続きを経ずに入国したなどとして不法就労の疑いで当局に拘束されました。
日本政府によりますと、この中には日本人3人も含まれているということです。
韓国外務省の関係者によりますと、拘束された韓国人など330人を現地時間の11日昼ごろアメリカを出発するチャーター機で帰国させる方向で調整を進めていて、日本人3人も搭乗する予定だということです。
チャーター機は当初、11日午後にも韓国に到着する予定でしたが韓国外務省はアメリカ側の事情により出発が遅れる見通しだとしていました。
一方、対応のためアメリカを訪れたチョ・ヒョン外相は10日、ルビオ国務長官などと会談しました。
韓国外務省の関係者は、帰国する韓国人について現在のビザが有効であればアメリカに再度入国する際に不利益を受けないようにすることが確認されたとしたうえで今後、詳細を協議していくと説明しています。