岩手県大槌町で1日から2日にかけて、3頭のクマが淡水魚の養殖場に繰り返し現れ、魚をあさるなどしました。これらのクマによるけが人はいないということです。

岩手県大槌町の山中にある養殖場では、体長5センチから10センチほどのマスの稚魚およそ15万匹を管理していますが、養殖場によりますと、暑さで死んだおよそ30匹をバケツに入れたまま回収し忘れていたところ、クマに食べられたということです。

養殖場の生けすに設置された防犯カメラには、1日午後8時半ごろから3頭のクマが複数回現れ、サイレンが鳴る中でバケツをひっくり返し、魚を食べる様子が写っていました。

さらに、2日午前2時半ごろの映像では、3頭のクマが再び現れ、地面をなめる姿も確認できます。

これらのクマによるけが人はいないということです。

養殖を行う男性は「養殖場は広く、対策を講じるのは難しいが、どんな方法が可能か検討していきたい」と話していました。