臨時の総裁選挙の是非をめぐり、自民党の麻生最高顧問は、3日に開かれる麻生派の研修会で、総裁選挙の実施を求める考えを明らかにする意向です。
自民党の派閥で唯一残っている麻生派は、3日、横浜市で研修会を開き、派閥会長である麻生最高顧問が講演を行うことにしています。
この中で、麻生氏は、臨時の総裁選挙の是非を問う手続きが始まったことを踏まえ、総裁選挙の実施を求める考えを明らかにする意向です。
麻生氏としては、新たな体制を構築するため、総裁選挙を実施する必要があると判断したものとみられます。
ただ、みずからの意向は、40人余りいる派閥の所属議員の判断を縛るものではないという考えを周辺に示しているということです。
総理大臣経験者で、党内で唯一の派閥を率いる麻生氏の意向は、派閥内だけでなく、党内に影響を与える可能性もあります。