神戸市のマンションで24歳の女性が殺害された事件で、逮捕された容疑者が、事件の3日前に神戸を訪れてから当日まで、連日、女性の勤務先の近くに行っていたとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。警察は、女性が事件に巻き込まれたいきさつを調べています。
東京 新宿区の会社員、谷本将志 容疑者（35）は、8月20日、神戸市内にあるマンションのエレベーターの中で、24歳の会社員の女性をナイフで刺して殺害した疑いが持たれています。
これまでの調べで、容疑者は事件の日に、およそ50分間にわたって勤務先から帰宅する女性のあとをつけたとみられ、女性の勤務先の近くにある防犯カメラの映像には、事件の2日前の8月18日から当日まで連日、容疑者によく似た人物が写っていました。
さらに容疑者が、住んでいる東京から神戸を訪れて滞在を始めた8月17日にも、勤務先の近くに行っていたとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。
防犯カメラの映像には、17日の夕方に、容疑者によく似た人物が勤務先近くの歩道を歩く姿が写っていました。
谷本容疑者は調べに対して、女性について全く知らない人とした上で、「殺意を持っていたか分からないが、ナイフで刺したことに間違いない」と供述しているということです。
警察は、女性が事件に巻き込まれたいきさつを調べています。
