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東京23区で販売された中古マンションの70平方メートルに換算した平均価格は、民間の調査によりますとことし7月まで3か月連続で1億円を超えました。調査した会社は中央区や港区など「都心6区」の需要が強く、全体を押し上げているとしています。

不動産調査会社「東京カンテイ」は、3大都市圏のファミリータイプの中古マンションの価格を集計し、70平方メートルに換算した平均価格を毎月出しています。

それによりますと、7月の東京23区の中古マンションの平均価格は1億477万円となり、3か月連続で1億円を超えました。

前の月からの上昇率は1.4%と伸びは縮小傾向にあるものの、1年前の同じ月と比べると38.7%上昇しています。

内訳をみると
▽中央区や港区などの「都心6区」の平均価格が1億6699万円
▽品川区や世田谷区などの「城南・城西6区」は8764万円
▽「城北・城東11区」が6825万円
となっていて、「都心6区」が全体を押し上げています。

東京カンテイの高橋雅之 上席主任研究員は、新築の供給が減る傾向にある中で築浅の中古物件の人気が高く
▽通勤の利便性の高い都心部ではパワーカップルと呼ばれる共働き世帯の需要が強いほか
▽国内外からの投資目的の購入も増えていると分析しています。

そのうえで「都心部に関しては、富裕層の方であれば多少価格が上がってもまだ買えるので、引き続き、堅調に推移していくだろう。一方、周辺エリアは価格帯が予算から逸脱しているので、高値で推移しながらも少し落ち着くような動きにならざるをえないのではないか」と話しています。

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