広告と異なる粗悪品が…相次ぐ“ウソの宣伝”注意を 2025年8月3日 18時49分 フェイク対策 ネット上にあふれる“偽の動画広告”。 今、続出しているのが大手メーカーや大学と共同で開発したとうたっているケースです。こうしたウソの宣伝をする偽の動画広告に誘導されて家電製品を購入し、広告とは異なる粗悪品が届いたという相談が、国民生活センターに相次いでいることが分かりました。 偽の動画広告はSNSやYouTubeなどで表示され、実際には無関係の大手メーカーや大学と共同で、家電製品やおもちゃ、日用品などを開発したとうたっています。 国民生活センターによりますとことし6月以降、偽広告から誘導された通販サイトで商品を購入したという人から、広告とは異なる粗悪品が届いたなどの相談が、相次いでいるということです。 このうち50代の女性は、先月、SNSの広告で有名メーカーや大学と、共同開発したとうたうサーキュレーターを、送料含めて9000円で購入しましたが、届いた商品はおもちゃのような粗悪品で、広告に書かれていたAIセンサーや自動の首振り機能は搭載されていなかったということです。 こうした偽の広告に名前を勝手に使われていたのはアイリスオーヤマ、東芝、パナソニックなどの大手メーカーや大阪大学、東京工業大学現在の東京科学大学や、東京大学医学部附属病院などで、いずれのメーカーや大学も製品とは無関係だとして、ホームページで注意喚起しています。 国民生活センターは、広告をうのみにせず、お得感を強調する表示や大幅な値引きには注意するほか、日本語に不自然な点がないか、販売事業者の住所や連絡先が正しく記載されているかを検索して調べたり、問い合わせたりして確認するように注意を呼びかけています。 “ダニが除去できる布団クリーナー”購入した女性は 都内に住む40代の女性は、ことし6月、YouTubeを閲覧していたときにダニを除去できる布団クリーナーの偽の動画広告が表示されたといいます。 偽広告では、実際には無関係の東京工業大学、現在の東京科学大学と共同開発したとうたい、吸引力の強さを強調していたということです。 広告から誘導された通販サイトでは、価格は1台6990円、2台目は3000円で販売と表示されたため、女性は梅雨時期のダニ対策として、2台購入したということです。 商品はおよそ2週間後に届きましたが海外メーカーの製品で、実際に使用してみると広告とは異なり、電源ボタンがうまく作動しない上、ほこりなどもなかなか吸引できなかったということです。 女性は通販サイトの連絡先に問い合わせましたが連絡は取れず、返品先と書かれていた住所に送り返しましたが、受け取りを拒否されて、再び戻ってきたということです。 女性「大学との共同開発なら安心できるなと思って買ってしまいました。動画で見たものと違っていて、商品が届いてびっくりしました。ほとんど吸引力はなく、本当にだまされたという思いで許せないです」 偽広告から誘導される通販サイトには中国の事業者が運営していると記載されていました。 NHKでは、事業者の連絡先として記載されていたメールに連絡しましたが、これまでのところ回答はありません。…