2023年、国内で実施された体外受精で生まれた子どもの数はおよそ8万5000人と、3年連続で過去最多となったことが、日本産科婦人科学会のまとめでわかりました。

精子と卵子を体の外で人工的に受精させる「体外受精」は、主に不妊治療の一つとして行われていて、2022年4月から公的な保険が適用されています。

日本産科婦人科学会は、全国600余りの医療機関を対象に、2023年1年間に実施された、体外受精で生まれた子どもの数や実施件数をまとめました。

それによりますと、体外受精で生まれた子どもの数は、前の年よりおよそ7800人多い8万5048人でこれまでで最も多く、3年連続で過去最多となりました。

また、体外受精の件数も延べ56万1664件で、前の年からおよそ1万8000件増え、こちらも過去最多となりました。

体外受精を実施した人を年齢別でみると
▽39歳が、延べ4万6181件と最も多く
次いで
▽42歳が、4万5572件
▽40歳が、4万5544件 などとなっています。

また
▽29歳以下の年代でも、合わせて3万5933件と、前年から4500件増えています。

調査をまとめた、東邦大学の片桐由起子教授は、「生殖補助医療が保険適用になったことで、20代などの若い世代も早い段階で、一般的な不妊治療から体外受精にステップアップするようになったことも増加の背景にあるのではないか」と話しています。