今月12日の記録的な大雨で浸水した三重県四日市市の地下駐車場で、少なくとも180台の車が水につかる被害にあったことが、国土交通省の調査でわかりました。地下1階の排水作業は完了した一方で、現在、地下2階の排水作業が行われていて、16日中に完了する見通しだということです。
四日市市中心部の地下2階まである駐車場「くすの木パーキング」は、第三セクターの会社が運営し、500台余りを収容可能な駐車場ですが、今月12日の記録的な大雨で、地下2階が完全に水没したほか、地下1階も最も深いところで1メートル余りの深さまで水につかりました。
国土交通省は、大雨の翌日の正午前からポンプ車などを使って排水作業を進め、14日には地下1階の排水を完了し、人的な被害はなかったものの、地下1階で180台の車が水につかる被害が出たということです。
一方で、水没した地下2階は、今も水につかっている状態で、国土交通省はポンプ車5台で排水作業を行っていて、16日中に完了する見込みだということです。
ただ、NHKが入手した15日の地下2階の写真からは、車が完全に水没している様子がうかがえることなどから、被害車両の数は、さらに増える可能性があり、国土交通省は安全が確保されしだい、被害の確認を行うことにしています。