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気象庁は、さきほど「台風15号が午前1時ごろ高知県宿毛市付近に上陸した」と発表しました。

四国などでは断続的に非常に激しい雨が降っているほか、各地で線状降水帯が発生して総雨量が多くなるおそれがあり土砂災害や低い土地の浸水などに厳重に警戒が必要です。

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気象庁によりますと、台風15号は、午前1時には高知県宿毛市付近の海上を1時間に20キロの速さで北東へ進んでいるとみられます。

中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで暴風域はありませんが、中心の南東側280キロ以内と北西側165キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風の接近に伴い、この時間は四国や近畿、東海に発達した雨雲がかかっています。

午前0時までの1時間には高知市で56ミリの非常に激しい雨が降ったほか、和歌山県が白浜町に設置した雨量計で34ミリ、愛知県が蒲郡市に設置した雨量計で31ミリの激しい雨を観測しました。

また、4日夜には宮崎県で線状降水帯が発生し、午後9時すぎまでの24時間の雨量は宮崎県都農町で465.5ミリと統計を取り始めてから最も多くなったほか、宮崎県日向市で415.5ミリといずれも平年の9月、1か月分を上回る大雨となりました。

今後の見通しは

台風は四国にかなり接近していて、このあと上陸するおそれがあります。

その後、西日本から東日本の太平洋側を東へ進むと予想されています。

西日本と東日本の太平洋側を中心に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。

また、前線がのびるため東北でも非常に激しい雨が降るところがある見込みです。

四国のうち徳島県、愛媛県、高知県、近畿のうち和歌山県、東海の愛知県、岐阜県、三重県、静岡県、東北のうち宮城県と岩手県では線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。

5日夜遅くまでの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで東海で250ミリ、近畿と関東甲信で200ミリ、四国で180ミリ、東北で150ミリ、中国地方と北陸、新潟県で100ミリと予想されていて、線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

土砂災害や低い土地の浸水、川の増水・氾濫に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、強風、高波にも注意が必要です。

台風から離れた地域でも、広い範囲で大雨になると予想されているため、台風の進路や雨の降り方など、最新の情報を入手して安全な場所で過ごすようにしてください。

線状降水帯が発生すると予測されている地域と時間帯

愛媛県では5日の朝にかけて、徳島県と高知県、和歌山県では5日の昼前にかけてです。

愛知県と岐阜県、三重県、静岡県は5日昼すぎにかけて、宮城県では5日明け方から朝にかけて、岩手県では5日の朝から昼前にかけてです。

線状降水帯が発生しなくてもこれらの地域では大雨が予想されています。

最新の気象情報や雨の降り方に注意してください。

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