
14日の東京外国為替市場、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が来月にも利下げを行うのではないかという観測が強まったことから、ドルを売って円を買う動きが進み、円相場は一時、1ドル=146円台前半まで値上がりしました。
午後5時時点の円相場は、13日と比べて97銭、円高ドル安の1ドル=146円55銭~57銭でした。
ユーロに対しては、1円55銭、円高ユーロ安の1ユーロ=171円16銭~20銭でした。
ユーロはドルに対して1ユーロ=1.1679~80ドルでした。
市場関係者は「アメリカのベッセント財務長官が、FRBは来月の金融政策を決める会合で政策金利を0.5%引き下げるのが望ましいという考えを示したことを受け、利下げの観測が一段と強まった。市場では、アメリカの景気の状況を示す重要な指標である15日発表の小売に関する統計などに関心が集まっている」と話しています。