
ことし6月までの半年間に交通事故で死亡した人は、1161人と過去2番目に少なくなったことが警察庁のまとめでわかりました。一方、外国人ドライバーによる死亡や重傷事故は258件で全体に占める割合が2.1%と、2005年以降、最も高くなりました。
警察庁によりますと、ことし6月までの半年間に交通事故で死亡した人は、全国で1161人と去年の同じ時期より21人少なく、統計が残る1956年以降、過去2番目に少なくなりました。
このうち、65歳以上の高齢者が659人と9人増え、56.8%を占めました。
一方、外国人ドライバーによる車やバイクの死亡・重傷事故は258件で、去年の同じ時期より19件増え増加傾向が続いていて、全体に占める割合は2.1%と、2005年以降、最も高くなりました。
このうち、日本の運転免許証を保有していた人の事故は全体の84.5%に当たる218件でした。
また、携帯電話やスマートフォンを使用しながら運転するいわゆる「ながら運転」による死亡・重傷事故は半年間で68件で、2007年以降、最も多くなったということです。
警察庁は「ながら運転」は本人も相手も重大なけがにつながるおそれがあり、絶対にやめてほしいと呼びかけています。