佐賀 強盗殺人事件 逮捕の実習生 指紋残さぬよう両手に手袋か 2025年8月3日 5時01分 事件 佐賀県伊万里市の住宅で親子がナイフで殺傷された事件で、強盗殺人などの疑いで逮捕されたベトナム国籍の技能実習生が、現場の住宅でインターフォンを押した際に両手に手袋をしていたとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。警察は指紋を残さないようにして捜査の手が自分に及ばないよう画策した可能性もあるとみて調べています。 先月26日、佐賀県伊万里市の住宅で、この家に住む椋本舞子さん(40)がナイフで襲われて死亡し、70代の母親がけがをして、現金を奪われた事件では、ベトナム国籍の技能実習生、ダム・ズイ・カン容疑者(24)が強盗殺人などの疑いで逮捕されました。 警察によりますと、調べに対し「何も話したくありません」と供述しているということです。 警察はこれまで、現場で容疑者の行動を再現する検証を進めるなどした結果、容疑者は当時、両手に手袋をして現場となった住宅のインターフォンを押していたとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。 捜査関係者によりますと事件のあと、現場と容疑者が住んでいた寮の間で血の付いた手袋が見つかったということです。 警察は回収した手袋を詳しく分析するとともに、指紋を残さないようにして捜査の手が自分に及ばないよう画策した可能性もあるとみて調べています。 椋本さんの教え子「本当に残念」 椋本さんは中国・江西省にある大学で日本語講師として働いていました。 去年まで指導を受けていたという大学院生の張偉澤さんは「私が大学院の受験で困っているとき、椋本先生は『絶対大丈夫だよ』と、いつも励ましてくれて勇気を与えてくれました。先生はいろいろな国の友人にいつも話しかけられていて、すごいと思っていました。それぞれの文化を理解できるよう、すごく努力していた人でした。今回のことは本当に残念です」と話していました。 椋本さんの中国の友人「彼女は私の中に生き続ける」 椋本さんの友人で、中国・江西省の陶芸家、藍潜さんは「彼女は芸術を心から愛していて、さまざまな国の文化や人々と出会い、触れ合うことをいつも望んでいました。若い芸術家たちの創作活動も支援していて、彼女は私の中に生き続けます」と話していました。