韓国では、ここ数日、大雨による被害が各地で相次いでいて、今月16日からの5日間で、10人が死亡し、8人の行方がわからなくなっています。

韓国では、ここ数日、広い範囲で大雨が降りました。

韓国の行政安全省が20日午前5時の時点でまとめた集計によりますと、今月16日からの5日間で10人が死亡し、8人の行方がわからなくなっているということです。

韓国メディアによりますと、南部キョンサン(慶尚)南道のサンチョン(山清)では、16日からの5日間で降った雨がおよそ800ミリとなり、19日は、大雨による浸水や土砂崩れが相次ぎました。

サンチョンでは、20日朝までに6人の死亡が確認され、6人が行方不明になっているほか、3000人以上が自宅からの避難を余儀なくされているということです。

現地では、引き続き、消防などによる救助活動が進められています。

このほか、隣接する地域も含めて道路の冠水や停電なども発生し、復旧作業が行われています。