
陸自 落下場所未確認の砲弾の破片発見 場内で破裂か 滋賀
陸上自衛隊は、ことし2月に滋賀県内の演習場で発射したあと、落下場所が確認できないとして捜索を続けていた砲弾について、演習場内で破片を見つけたと発表しました。砲弾は演習場内に落下して破裂したとみられるということで、外部への被害はないとしています。
滋賀県高島市にある饗庭野演習場では、ことし2月、陸上自衛隊が訓練で発射した射程が20キロ以上の「155ミリりゅう弾」のうち、1発が目標地点を外れて落下場所が確認できなくなっていました。
陸上自衛隊は演習場の外に落下した可能性も否定できないとして捜索を続けていましたが、先月上旬にかけて訓練を行う区域の境界線から、およそ300メートル内側の演習場内で2つの破片を見つけ、確認を行った結果、2月に発射した砲弾と特定したと17日に発表しました。
砲弾は、演習場内に落下して破裂したとみられるということで、外部への被害はないとしています。
陸上自衛隊によりますと、この砲弾は、想定よりも2倍の量の火薬を使用して発射したということで、再発防止に向けた検討を進めています。