防衛白書 中国の軍事活動活発化 強く懸念“日本の安全に影響” | NHK

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防衛白書 中国の軍事活動活発化 強く懸念“日本の安全に影響”

防衛省

ことしの防衛白書が15日の閣議で報告され、中国が去年、軍用機で日本の領空を侵犯するなど、軍事活動を活発化させていることについて、日本の安全に深刻な影響を及ぼしえる状況となっており、強く懸念されるとしています。

ことしの防衛白書では、中国について、去年8月に初めて軍用機で日本の領空を侵犯し、翌月には、空母が接続水域を航行したことを取り上げ、活発な軍事活動が日本の安全に深刻な影響を及ぼしえる状況となっており、強く懸念されるとしています。

また、北朝鮮をめぐって、ロシアへの軍事協力を強化し、弾道ミサイルなどを供与しているほか、ロシアに派遣された兵士がウクライナとの戦闘に参加するに至り、ウクライナ情勢のさらなる悪化につながりうると分析しています。

こうした状況を踏まえ、防衛力の抜本的な強化に向け、今年度は特に、敵の射程圏外から攻撃でき「反撃能力」としても活用する「スタンド・オフ・ミサイル」の整備や、複数の人工衛星を連携させて目標の情報を収集するシステムの構築などを重視するとしています。

また、ことし3月に、陸海空の部隊を一元的に指揮する統合作戦司令部を発足させ、迅速な事態対応や意思決定を常に行うことができるようになったとしています。

このほか、自衛隊の人手不足が深刻化する中、給与などの処遇や生活環境を改善する基本方針を取りまとめたことや、今後、定年を引き上げていく方針などが記されています。

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