防災の日を前に各地で訓練 巨大地震など想定 備え学ぶ催しも 2025年8月31日 17時44分 愛媛県 9月1日の「防災の日」を前に、各地で訓練やイベントが開かれました。 《愛媛》南海トラフ巨大地震想定 避難訓練 愛媛県八幡浜市では南海トラフ巨大地震による津波に備えて、熱中症や雨の対策も行いながら高台まで避難する訓練が行われました。 訓練は南海トラフ巨大地震を想定して、八幡浜市の住民などでつくる自主防災会連絡協議会が市内全域で行いました。 午前7時半すぎに大津波警報が発表されたことを知らせるサイレンが鳴ると、津波の浸水が想定されている地域に住む人たちが高台の一時避難場所を目指しました。訓練には1人では避難が難しい高齢の要支援者も参加し、坂道では地域の人に車いすを押してもらいながら高台まで避難していました。 一時避難所となっている高台の広場では自主防災会の人たちが熱中症や雨の対策として大きなシートを用意し、屋根代わりに張っていました。 このほか「南海トラフ地震臨時情報」が発表された場合の対応も確認し、防災士から家具の固定や非常用持ち出し袋の準備などふだんから備えを進めるよう説明を受けていました。 地元の自主防災会のメンバーで防災士の資格を持つ的場光江さんは「要支援者の近くに住む人たちにも訓練に参加してもらうなど住民どうしで協力して避難できるようにしていきたい」と話していました。 《岐阜》巨大地震・大雨災害 同時発生想定 図上訓練 岐阜県では巨大地震と大雨災害が同時に起きたという想定の訓練が行われました。 これは岐阜県庁で行われた図上訓練で、岐阜県内を震源とするマグニチュード7.7の内陸直下型地震と同時に大雨災害が起きたという複合災害を想定して行われました。…