
米 ベッセント財務長官 米中関税協議 来週 期限延長を協議へ
アメリカのベッセント財務長官は中国との関税措置などをめぐる貿易協議を、来週、スウェーデンで行うことを明らかにし、来月中旬までとしてきた一部の関税を一時停止している期限の延長について協議する考えを示しました。

アメリカと中国の間では、一時、互いに100%を超える追加関税をかけあう事態となっていましたが、ことし5月、双方が関税を大幅に引き下げ、このうち24%については90日間の停止とし、協議を進めることで合意しました。
アメリカのベッセント財務長官は22日、FOXビジネスネットワークの番組に出演し、中国との関税措置などをめぐる貿易協議について、来週28日と29日にスウェーデンのストックホルムで行うことを明らかにしました。
そして、双方が一部の関税を停止している期限は8月12日だとした上で、「われわれはおそらく延長の可能性について調整を進めるだろう」と述べて、中国側と期限の延長について協議する考えを示しました。
また、ベッセント長官は日本との関税措置をめぐる協議の状況について、参議院選挙の結果をふまえて質問されたのに対し「協議はとても順調に進んでいる」とした上で「日本は非常に厳しい交渉相手だ。彼らは真剣に交渉のテーブルに着いている」と述べました。