アメリカ南部テキサス州で起きた大規模な洪水はこれまでに死者が120人にのぼり、依然160人以上の安否がわかっていません。現地では2100人態勢で川の周辺の捜索が続けられています。

アメリカ南部テキサス州では大雨の影響で、7月4日の未明に川の水位が急激に上昇し、サマーキャンプに参加していた子どもたちをはじめ大勢の人たちが川に流されるなど大規模な洪水の被害が発生しました。

現地のメディアはこれまでに120人が死亡し、160人以上の安否が確認できていないとしています。

地元当局の9日の発表によりますと、捜索は川沿いの320キロの範囲に及び、メキシコからの支援隊も含めた2100人態勢でがれきを重機で取り除くなどして行われているということです。

一方、テキサス州のアボット知事は9日、災害用の警報システムなど防災インフラの整備や、非常時の情報伝達の強化などを議題とする特別議会を7月21日に招集すると宣言しました。

議会では今回の大雨と洪水への行政機関による対応の検証も大きなテーマになる見通しです。