
アメリカ南部テキサス州で4日に発生した大規模な洪水では、これまでに少なくとも70人の死亡が伝えられています。トランプ大統領は、大規模災害にあたると宣言し、行方不明者の捜索などに全力を尽くすと強調しました。
アメリカ南部テキサス州グアダルーペ川周辺で4日に発生した記録的な大雨による大規模な洪水では、川沿いにあるカー郡の当局によりますと、6日の朝までに子どもたち21人を含む59人の死亡が確認されたということです。
また、ABCテレビなど複数のアメリカメディアは、カー郡とそのほかの地域もあわせてこれまでに少なくとも70人が死亡したと伝えています。
当時、川沿いでは子どもたちを対象にしたサマーキャンプが行われていたということで、依然として行方がわかっていない人たちの捜索が続けられています。
トランプ大統領は6日、SNSへの投稿で、大規模災害にあたると宣言し、行方不明者の捜索とともに、国土安全保障省のノーム長官を現地に派遣して地元住民の支援にあたるなど、災害対応に全力を尽くすと強調しました。
今後の対応について6日、記者団に問われたトランプ大統領は、捜索活動などに配慮してすぐには現場に行かず、今週11日に視察したいとする考えを示しました。